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ツイッターでまとまらないこと

『わたしの一番最悪なともだち』の鍵谷美晴が普通にリアコでつらい

昨晩、ドラマ『わたしの一番最悪なともだち』が最終回を迎えた。2023年8月21日に放送が開始し、2023年10月12日に終わってしまった。邦ドラマとしては異例のひと枠15分×週4回更新という特殊なスケジュールにより完全に私の生活に組み込まれ、この約2ヶ月もの間、こんなに私向けのドラマがバカの頻度で更新される幸福に実のところ頭が追いついていなかった。今でも追いついていない。何だったんだあれは。幻?

 

題名にもあるように徹頭徹尾『ともだち』のドラマだった。笠松ほたると鍵谷美晴、ふたりの運命的なまでの巡り合わせとお互いがお互いを思う友愛の物語だった。しかし私はずっとこう思っていた。

 

こんなスケベなともだちがいてたまるか…と。

 

ふたりの感情のデカさが私の知る友情の範疇を完全に逸脱しており、何より鍵谷美晴がかわいい。かわいすぎる。無理だと思った。私がほたるの立場だったら、ともだちのまま適切な距離を保つのが、無理。彼氏なんか連れられてこようもんなら絶対に盛大に病んでしまう。

 

なのでこれは今現在イチともロスもとい鍵谷美晴ロスに苦しむ女の妄言かつ悶えかつ恋文です。この苦しみは長文を書かないと消化できない。我が家に録画機能が搭載されていないため、細かい描写に誤りがあるかもしれません。ご承知おきください。というか公式を観てください。

 

まずは大まかな2人の関係性から述べていこうと思う。

 

笠松ほたる、大学生。就活連敗中。鍵谷美晴、同じく大学生。2人は小学校から大学まで同じ学校に通っていた。特段仲が良いわけではない。しかし、ほたるにとって美晴は常に自分の一歩先を歩いている存在。「こんな人だったらよかったのに」を具現化したような、目の上のたんこぶのような、いちいち癪に障るような存在だった。

 

私はこの時点で「恋では?」と思いました。ええ。

あまりにも早とちりが過ぎることは自分でも分かっているつもりなんですが、いや、ほたるさんめちゃくちゃ目で追ってますやん…鍵谷美晴のこと…憧れや羨望って限りなく恋に近くないですかね…違うんですか???

 

しかも鍵谷美晴、めちゃくちゃ懐いてくる。ほたるはイラついているように見えるが、そんなのお構いなしにめちゃくちゃ懐いてくる。トイレットペーパー貸してーとか醤油貸してーとか家の鍵失くしたーとか言いながらほたるの家に転がり込んでくる。本当にやめてほしい。ガチ恋勢の気持ちにもなってほしい。かわいい女がそんなに気軽に家に来ないでほしい。当然のように同じベッドに入らないでほしい。寝られません。ほたるは寝てたけど。

 

かなりの時間を端折って社会人編。場所は東京。美晴のことを書いたエントリーシートで就職成功したほたる(←この時点でおかしい。書くな。感情がデカ過ぎる。いい加減にして)。いつの間にやら彼氏が出来ている。しかも顔が高杉真宙。個人的にはここでかなりのショックを受けましたね…だって鍵谷美晴の方が圧倒的にかわいいし魅力的なので…

仕事で何やかんやあり、彼氏とも何やかんやあり、同僚とも何やかんやあり、完全に意気消沈したほたるの元にあの子がやってきた。

 

鍵谷美晴「笠松さーーん!!!(全力お手振り)(全力スマイル)」

 

恋 ?

 

いやー……え……いくらなんでも運命……運命が過ぎる……この広い東京で……こんな落ち込んだ状況で……出会えることある??え………???

このほたるがボロボロになってる間、視聴者も約4話ぐらい鍵谷美晴を拝めないという焦らしなのか放置なのか分からないプレイを受けていたんですが、その効果もあってか本当にヤバかった。眩い。眩くて可愛すぎる。私ならその笑顔を見た瞬間にそのあまりの尊さに泣いて崩れ落ちている。精神ボロボロの時に鍵谷美晴に偶然出会したすぎんだろ……好きすぎ………

 

そしてまたかなり端折って、行き詰まったほたるは仕事を休んで地元神戸に戻る。そこでも、いる。鍵谷美晴が。

 

さすがに運命すぎて笑けてきましたね。なんだこれは?小学校から大学まで一緒で?東京で偶然出会して?地元に帰ったらそこにいる?なんだその運命は はいはい結婚結婚

ここまで運命すぎるとさすがに意固地なほたるも鍵谷美晴に対してかなり慣れた扱いをするようになっていて、もうなんかお互いがお互いに対して信頼を滲ませるようになってるんですよ。やり取りに。さすがにえっちすぎる。敬意ほどエロいものってこの世に存在しないですからね。

 

そして最終週。ここまでも十分すぎるほどクソデカ感情の爆弾をドカンドカン落としてきていたこのドラマなんですけど、最後にして特大爆弾を落としてくる。それは鍵谷美晴からほたるに対する想い。大学生の頃、我が物ヅラで家に来る兄貴から逃げるようにほたるの元へ来ていたこと。家に行くために理由が欲しくて「トイレットペーパーと醤油を借りる」という建前を作っていたこと。行く当てがない時に半ば強引に押しかけたのに、ほたるが毛布をかけてくれたのが嬉しかったこと。いつももっと上へと志すほたるのことを格好いいと思っていたこと。そんなほたるのことをいつも見ていたこと。

 

オタクはもうさすがにいい加減にしてほしいと思いました。なんだそれは…いくらなんでも…かわいすぎる……結婚………

本当に、本当に弱い。遠くの憧れのお姫様が実は自分の方を見てくれていて、実は甘えてくれて頼りにしてくれてるみたいなシチュ、本当に弱い。『美しい彼』と『わたしの一番最悪なともだち』を立て続けに見て分かってしまいました。私は、これに、弱い。

あの、笠松ほたるさん、あなたはこれを浴びて、本当になんとも思わないんですか?え?わかりません 本当に?私だったらうっかり抱きしめてるしその場で号泣するし速攻で高杉真宙を振って鍵谷美晴に乗り換えるんですけど なんでこれを浴びた後にそんなにアッサリと東京帰る!って言えるんですか?え?

 

もうわかんね〜〜〜になっちゃった……鍵谷美晴も笠松ほたるもお互いが最高のともだち!っていうのが綺麗な終着点であることは頭ではわかってるんですけど、わかんね〜〜〜〜になっちゃった………そんなクソデカ感情ぶつけ合う友達、私の人生に存在したことないんですけど……なんなんですか?クソデカ感情と恋の区別がつきません 助けてください

 

いろいろと無理だし、鍵谷美晴かわいすぎて無理だし、これから鍵谷美晴が更新されないことも無理になっちゃった。この私の鍵谷美晴へのラヴはどこに持っていけばいいんですか?どうしてくれるんですか?

 

しばらく「無理」しか言えなくなってると思うので、しばらくはこのまま無理の海を漂っていようと思います。円盤を売ってください、出来たら鍵谷美晴をください 私の人生に………