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ツイッターでまとまらないこと

雑記-家に帰ると猫が給餌器を破壊している

2月15日 木曜日

 

外に出るなりいきなり暖気が押し寄せてきて驚いた。今は2月ではなかったか。ようやく梅の花が咲く頃合いではなかったか。ダウンなど着ようものなら即のぼせそうなこの陽気、勢い余って桜も咲いてしまいそうな気温である。盆と正月は一緒に来ないが、梅と桜はあわよくば同時に咲いてしまいそう。そんなことある?

 

先月末に家出をし、つい先日新居に猫を迎え入れた。新居での生活は概ね快適であるのだが、一点どうしようかと頭を悩ませていることがある。猫のことだ。

新居に猫を迎えるにあたり、自動給餌器を購入した。今までは朝昼晩の3食を誰かしらがあげていたが、新居では私も母も働きに出ているため、昼に餌をあげる人がいない。そこを文明の利器にカバーしてもらおうという魂胆だった。

 

自動給餌器は問題なく動いた。問題は猫だった。

自動で出てきた餌をすぐさま平らげた後、自動給餌器に向かって戦いを挑んだのだ。

 

正直そうきたかと思った。もともとうちの猫が食い意地が張っているのは分かっていた。どう見てもよその猫とがっつき方が違う。餌を出したらすぐさま飛びかかり、一瞬にして平らげてしまう。そして「もっとくれ」と言う。言ってないが、伝わるのである。言語どころか種属を超えたコミュニケーションがそこに成立している。

一応お医者様にも「これ以上増えないようにね☺️」と柔らかな牽制を受けているため、言われるがままにあげるわけにもいかない。対人間であれば猫もそれなりに諦めてくれた。しかし、相手が機械だとそうもいかないらしい。

すごい。我が猫ながら結構すごい。自動給餌器への戦いの挑み方が。餌が出てくる口の部分に手をつっこんで、言うなればがっぷり四つ的な、おまえは本当に猫か?と問いたくなるような戦いの仕方をしている。

完全に舐めていた。我が猫の食い意地の張り方を。容姿端麗眉目秀麗の猫(親バカ)でありながら、その食い意地は完全に飼い主に酷似していた。そんなところは似なくていいのである。

 

現状まだ破壊には至ってない。しかし、正直遠くない未来に"その日"が来そうな予感がする。破壊された給餌器、完全に外れた蓋、中から溢れ出る大量の餌、それを貪り食う猫────。

 

猫や、食欲があるのは良いことだね。でもね、そのご飯を食べるのはおまえしかいないんだ。そんなに貪るようにかっこまなくても、誰も取りやしないんだ。落ち着いて、急がずに食べてくれていいんやで。

いや、わかるよ。目の前にご飯があったら食べたくなるよね。それは私も同じなんだ。目の前にお菓子があったら結構な勢いで食べてしまって後から苦しくなったりするよね。完全におまいう案件だよね。うん。

 

……ダイエット、頑張ろうね…猫……ついでに私も…………