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運転免許を取りました〜心因性頻尿の後日談もどき〜

題の通りです。運転免許を取りました。わーい。

思えば7年前ですか。当時わたしは中学校に通えなくなっていました。理由は「1時間に耐えられなかったから」です。行けども行けどもトイレに行きたくて、1時間じっと座って授業を受けることなど無理に等しかったからです。個室トイレにいるまま授業を受けれたらいいんですけどね、そうもいきませんからね。当時の話は詳しくはこちらを読んでいただけたら幸いです。

尿意が怖くて外に出れなくなった話~心因性頻尿~ - のらりくらりくるりゆるり

 

そんなわたしがこれ↑の発症から7年経って、ようやっと免許が取れました。

免許を取るには当然自動車学校に通わなければなりません。授業もあります。教習もあります。どれも大体1コマ50分時間です。入校当初はそれが一番不安でした。トイレに行きたくなったらどうしよう、と。一応自動車学校のスタッフの方にもこういう病気ですとは伝えたけど、それでも不安はどうしようもない。まあそれでもバイトと家にしかいない生活は暇ですし、どうせ暇なら有効活用したいですし、就職とかする前に取っといた方が何かと楽でしょうし。ついでに消費税増税前の方が安いよ!ということに背中を押されて(9月に入校)入学しました。えいやっと。

 

それも今は卒業して、結果から言うと思っていたほどつらくなかったです。1時間ごとにトイレ行ったけど。逆に「トイレ行っとけば1時間は大丈夫、耐えられる」と自分に言い聞かせてたら割と大丈夫でした。それにこの病気になって7年も経つと脳が捏造した尿意とガチの尿意の見分け(?)がつくようになってきて、それも案外落ち着けた要因でした。いや尿意っちゃ尿意なんですけど、10分前にトイレ行ったのにガチの尿意なわけないやん、と考えることができる。経験による余裕が生まれたというんでしょうか。ただ焦る、パニックになるということはそんなになかったです。案ずるより産むが易しですね。

 

でもこれ、以前のわたしにはできなかったことなんだな、とふと思ったのです。普通の人にしてみれば何のことはない、ただ学校に通ってそんなに難しくもないテストを受けて受かった、てだけのことなんですけど。昔のわたしにはそれすらもできなかった。そう思うと成長したのかな、と思うのです。もちろん主治医の適切な治療があってのことですし、わたしだけの努力というわけではないのでしょうが。それでもできなかったことができるようになった、というのは良きことです。よかったね、かつてのわたし。

 

話は変わりますが、たまに目覚ましく成長を遂げているかつての同級生を見て羨ましい、悔しいと感じることが最近あったんです。わたしが病気に足枷をくらっている時間で、同い年の君たちはこんなにも社会に向けて輝かしく羽ばたいている。なんて不平等なんだろうって。

でも、たぶんそれでも、不平等でもひとつひとつやるしかないんですよね。それこそわたしが免許を取ったように。周りから見れば何のことがないことでも、わたしには不安でたまらなかったりする。それでもちょっとずつできることを増やすしかないんですよね。あまり人と比べて焦らないようになりたい。そう思うようになりました。病気で失った時間は帰ってこないけど、これからちょっとずつやれることを増やしてたら彼らの前にも堂々と立てるようになるかもしれない。いや早速比べてるやんけ。笑

 

免許を取った折にそんなことを考えてました。とりあえず一発で合格してよかったね。そうですよ、本免試験にも受験料があるんですよ。受けた数だけお金かかるんですよ。わたし既に補習何回も受けてバイトのお給料ひと月分以上飛んだんですよ。入学費用は母が出してくれたけど、追加の費用はバイト代から出す約束だったので。いやー、痛かった。

 

自動車学校通いも終わってしまい、何の予定もないのですが、これからどうしようかな。とりあえず東京事変のライブ当たったからそれに行きたいな。でもコロナがな………コロナ…………( ˘ω˘ )