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ツイッターでまとまらないこと

雑記-小さき人間のパワーに恐れ慄く 他

8月9日 水曜日

 

朱色のネイルが剥げてきた。私の場合、ネイルは大体一週間弱でどこかしら欠け始める。一週間も経てばその色に飽きてくるので、ちょうどいいサイクルだと思う。

一週間も経つと爪が伸びる。当たり前のことだが、ネイルを施しているとどれだけ伸びたかが可視化される。大まかに一週間で1ミリ。爪は短くしておきたい派なので、ネイルを落としたタイミングで切り、甘皮処理をする。人間の身体の中で、日々伸びるのは毛と爪だけだ。日々細胞の死骸が生産されているのだと思うと面白い。私は死骸に鮮やかな色を塗り、また一週間を過ごす。

 

この頃、駅に子供がいる。かなりの数がいる。大方夏休みであろう。たまにあまりに衝動的で活動的なそれを見かける。正直怖い。そんなに全力で衝動に身を任せないでほしい。

子供のことは好きでも嫌いでもない。小さいながらに人間だ。私は人間を好き!と言えるほど性善説を信じてないし、嫌いと言うには人間の恩恵を受けすぎている。

 

私はひどく警戒心の強い子供だった。同世代は基本話が通じないと思っていたし、母を始めとする一部の信頼できる人としか話さなかった。外を歩く時はしっかりと大人の手を握り、離さなかった。だから、先述のような衝動的&活動的な子供を見るとびっくりしてしまう。たかが数年やそこらしか生きていなくて、他者からの影響も比較的受けていないであろう段階で、なぜこれほどまでに個体差が発生するのか。その思想と行動はどこから発露しているのか。いつも不思議に思う。

 

母は私を26歳で産んだ。私は今23歳である。3年後に子供を産むなんて、到底想像できない。というか、私の今後の人生に出産イベントが発生することそのものが想像できない。

 

いま、『18/40』というドラマが放送されている。18歳の女の子が妊娠し、出産をする。こういうドラマの女の子、なぜ当たり前のように産む選択をするんだろう。それがいつも不思議でならない。理性では計り知れない、本能とか、ホルモンの仕業とか、そういうものなんだろうか。

私には分からない。少なくとも、今は。

 

私の怨念めいた恐怖感情は一旦置いといて、健やかであれ、と思う。小さき人間。私のこの先の人生に密接に関わることはないかもしれないが、なるべく理不尽のない環境でのびのびと育て、と思う。夢物語かもしれないが、心から思う。

でもやっぱり衝動のリミッターがいきなり外れるのはやめて欲しい。どうしてそんなに先陣切って死にに行くんだ。やめてくれ。親でもなんでもない通りすがりのお姉さんですら肝が冷えるからやめてくれ。

 

 

台風6号が接近中であるらしい。これを書いている今はさほど強力ではないように思うが、そうらしい。とりあえず家中の雨戸を閉めて回った。雨戸を閉めると外の情報が音しか無くなって、例えがアレだが監獄の中のような気持ちになる。ずっと外が見えないってそこそこ病むんだろうな。知らんけど。

 

 

明日からは盆休みである。うれしい。

青春はやりたいことやったもん勝ちであるらしい。既に手遅れな気がしなくもないが、まあ青春に限った話でもないだろう。

今のうちにやりたいことをリストアップしておこうと思う。そうしないと忘れるので。

 

では、また。🌀